アパートメントというゲストハウスの造りについて

日本語でいうアパートと、英語でいうアパートメントという言葉では、建物そのものの印象がまず違います。
ゲストハウスということを基本にして考えるならば、日本でいうところのアパートが指し示す物件では、理解できないことが多いと思います。
その点、英語が示すアパートメントという言葉で考えると、ゲストハウスへの理解もスムーズに進むでしょう。
もともと英語におけるアパートメントとは、複数の人で一つの建物をシェアし、共同で暮らしていくタイプの住まいを言います。
これこそゲストハウスという住まいの仕方の根源を示すものではないでしょうか。
つまり、自分一人では家賃その他の負担が大きすぎて住めない物件だけれど、複数の人と一緒に住むことで、その負担が軽減され、快適な環境で暮らすことができるということです。
そのためには、多少の我慢も必要になってきますが、快適な暮らしができるのであれば、我慢するという人、あるいは我慢ではなく、その生活を楽しむという気持ちがある人向きだと思います。
実際、女性ばかりでシェアするゲストハウスが、東京には最近増えてきています。
麻布インターナショナルゲストハウス&アパートメントによると、女性ばかり5人でアパートメントをシェアして暮らすことができるのです。
しかも家具は付いているし、敷金・礼金は不要、さらには入居にあたっての保証人もいらないということで、アパートやマンションを借りるよりも簡単です。
もしも5人くらいなら友人で集まれるという人なら、気心知れた友達同士で一軒の家を借りることになり、それはそれで有意義な時間が過ごせるでしょう。
もしも大学の4年間を一人暮らしするとしたら、その分ゲストハウスというスタイルのアパートメントを利用したとして、かなりの費用が浮くのではないでしょうか。
女性ばかり5人なら安心ですし、いざというときにもすぐに同居している人たちの助けが得られて心配がないと思います。
もしも子供を一人暮らしさせて学校に入れる親なら、女の子同士で一緒に暮らすなら、それも一つの手だと考えるのではないでしょうか。
知らない人と一緒に暮らすということには多少の不安が付きまといますが、知っている人同士なら安心でしょう。
あるいは身寄りのない女性なら、そこで友人をつくるという手もあると思います。
この場合は、かなりの社交性が求められるとは思いますが、うまく付き合うことができれば、貴重な友人が得られることは間違いなさそうです。
自分の部屋というプライベートな空間と、共有するパブリックな空間とに分かれつつも、一つ屋根の下でともに暮らすという感覚は、日本人にはあまりなじみのないものです。
その経験が楽しいものになるかどうかは自分次第ですが、これからはグローバルな国際人が求められますから、若いうちにそうした経験を積むのも、人生経験の一つといえます。
アパートメントの新しい生活スタイルが、日本にも根付いてきたようです。

Comments are closed.